前準教授のエコハウスのウソ2が待望の発売となりました。
相模「断熱・気密・空調計画・パッシブデザインなどは、もうすでに手法が確立してしまい、誰しもが迷わずにできるベースが作られてしまったものなので、
あまりあれこれ悩む必要がなくなった。ので関心がないです。」
前准教授とは、YKKの講演会あたりでご一緒させてもらった帰りの道中で、そういった台詞を吐いてしまい、それをネタにして講演会で「エコに飽きたこんな方がおりますが」と茶化していらっしゃる。(笑
外皮性能競争でのマウンティング競争している連中も
性能だけで家の良し悪しを評価されたくないという連中も
私のような分かった気になっている連中も
前先生ほど 統合的に理解し、
的確にわかりやすく説明する能力を持ち合わせていない。
だから まずは「エコハウスのウソ2」を読みましょう。
すべてを読ませていただきましたが、前回の書と同様 完璧な説明能力です。
やはりエコハウスの世界はゆっくりと進化している。
10年前はゼロエネ住宅なんて、誰しもがやってる時代ではなかったし、
全館暖房がうまく実現できれば、お客様大満足で合格。そんな時代。
そして2020年の今は、PVを載せる気さえあれば、
誰しもが簡単にゼロエネ住宅が作れるし、
温暖化の影響でしょうか、夏の猛暑を皆さん恐れるようになって、
誰しもが、新築で可能であれば、全館冷房も実現したいという社会的ニーズも感じます。
そして2020年 今回のコロナ騒動。
住宅がますます高品位になることを要求され、こうした社会要求に対応できる、住宅のスタンダードが、この本には具体的に提示されています。
お客様におかれても、本書の最後に書かれているように、
「事業者のレベルを測るために、必ず本書を見せて反応を確認することをおススメする(笑」という使い方もあります。
今回は100%全部実務的に使える内容の、最先端の正しい事柄が書いてあります。
「健康で、快適に、楽しい家を手に入れることあきらめない」ためには
情熱をもってこの本を読んで学ぶといいでしょう。
これ以上わかりやすく、エコハウスを網羅した本はありませんので、
すべての家づくりを考えている方にご推奨いたします。