こじゃれた感じの横文字の呼び方
住宅会社ではスタッフの呼び名が
それぞれの役割に対して 名前が作られています。
経理・総務は間接部門。
設計・営業・監督が直接部門。
古典的な名称ですが分かりやすく基本です。
しかし近頃は、
ちょっとおしゃれっぽい
住宅会社は名前が横文字です。
アドバイザー、プロデューサー、
デザイナー、ディレクター、などと
テレビ局かよ?
って呼び名にするケースがあります。
アドバイザー・コンサルタントは営業マン。
プロデューサーは社長さん。
ディレクターは営業部長ってところでしょうか?
デザイナー・プランナーが設計担当者。
コーディネーター設計補佐で 仕様打ち合わせ担当。
ってことでしょう。
凄いところでは
コンシェルジェなどという名称もあります。
ホテル業界かよ?
たぶん 営業マンってことなんでしょうね。
「営業」って名前にすると
お客さんも売りつけられるのではないかと
近ごろだといい印象が無いから
こじゃれた名前にするのでしょうか?
ふと気になって、日本一の工務店と名高い
鹿児島のシンケンさんは
なんて言っているのか調べると
潔く「営業」と呼んでいました。
さすが 悠々堂々としてます。
スタッフ紹介で分かること
私が工務店の研究をする際には、
スタッフ紹介の欄もしっかり見て参考にします。
だいたい面構えで実力も透けて見えるものです。
カタカナの横文字だと
ちょっと実力の虚勢を狙っているのか?
と 私の場合は 考えてしまいます。
スタッフ情報が更新されているところは
信頼ポイントが高いです。
その逆に、たいした規模でもないのに
スタッフ情報が無いところは要注意です。
すぐやめてしまう定着率の低い会社の可能性が高いです。
ブラック企業? と まずは疑われます。
また、スタッフの構成によって会社の特徴も見えてきます。
シニアの役員が多いなら、「会社の歴史のしがらみでやめさせられない人材が多く、硬直化しているのではないか?」
営業マンの比率が高いなら「住宅が商品化していてマンパワーで売り上げを優先的に稼ごうとしている?」
不動産部があるならば、「土地の分譲を行なって、条件付き土地で建築を狙っている?」
色々と会社の考え方が見えてくるものです。また、スタッフの保有している資格を明記している会社は、技術力に自信があるので一定の評価をしてもいいでしょう。
広報スタッフという新ジャンル
オガスタの場合は、営業職はいなくて
設計や監督が直接接客するスタイル。
そのかわり広報スタッフがおります。
「広報」は工務店業界では
最近注目されてきている新しい役割で
横文字だとどうなるんでしょう?
PRスタッフ?
なんかピンとしませんね。
おまけ : なぜか白シャツが多い
ちょっとずれますが、
スタッフ全員で白いシャツ着て
割れんばかりの笑顔で 空を眺めている。
って感じの写真もよく見受けます。
住宅会社専門の
ホームページ制作会社がいるので、爽やかないい感じにしようとして
表現が似通ってくる時もあるようです。