お客様10年目のメンテナンス訪問に、私も同行していろいろ話をして参りました。
10年なんてあっという間です。
キッチンの配水管が詰まったらどうするか?
「そういえば、お引き渡しして2年目に、キッチンの排水管が詰まって、私が対応したことがありましたね。」
油分が多い洗い物をして流していると、中でラード状になって詰まってしまうこともよくあります。
この方の家の場合は、パイプスルーでうまくいかず、物理的に貫通してやる必要があると判断して、ワイヤーで突っついてたら貫通できた。
その一件以来、そのお客様は月に一度は、ワイヤーでゴシゴシパイプ内部を掃除しているそうです。さすがにそれはやり過ぎ感がありますが、パイプ用洗剤は定期的に撒くといいですね。
お湯を流す時はご注意を
設計の山下さんの情報によれば、
60度くらいの温度のお湯を、バケツいっぱい大量に流す事がパイプ掃除に有効である。とのこと。
内部のラード状の汚れは、温度が高くないと取れないし、少量だと途中で温度が下がってしまいます。
お湯の温度は重要で、熱すぎると問題も起きかねない。
排水パイプは塩ビ管でできてますが、耐熱温度は80℃ほどです。
パスタやそうめんの茹でたお湯は、100℃近い高温です。
熱いまま大量に流すと塩ビが変形する可能性があります。
そこに、そうめんの場合は、追っかけで冷たい水がまた流れ込む。
すると変形したものが固定化される。
高温のお湯を捨てる際は、水も同時に流すか、少し冷めたぐらいでするとよろしいようです。
排水管専用洗剤のオススメ
定期的にパイプ洗浄の洗剤を使うのは基本になるでしょう。
私たちも使っていて、ご推奨できるのが「ピーピースルーF」です。
ホームセンターでも買うこともできる、使い方は、排水口にかけてから、水やお湯で流しこんでつけ置きし、一時間ほど待ったら流す、という簡単なものです。
パイプフィニッシュなどに比べてアルカリが強く、洗浄効果が高いのも特徴です。
以前、メンテナンスブログで紹介してますのでご参照ください。
つまらない配管のお話し まとめ
① パイプに油や高温のお湯は流さない
② 定期的に洗浄する
③ つまったらパイプクリーナーワイヤーで貫通させる。
以上が基本になります。