koudaiです。
前回に引き続き、12/9(土)に見学会を控えた【車場の家B】を解説します。
「開放感」をどう実現するか。
クライアントからの要望として、「吹き抜けも使って上から下までいっぱいの大開口をつくりたい」
とあり、飯塚豊先生の「間取りの方程式」のメソッドで考えると、まずは、事例収集。
オガスタ物件で、上下いっぱいの大開口がある家を検索
例1 信濃町の家 西方設計コラボ
南側の開口部比率が高い。たぶん信濃町の家が過去最大規模。
他にも阿部さん設計の 御幸町の家B
コートハウス形状なっている。2017夏のハウジングコマチ掲載物件です。
さて、車場の家はどれほどになったのか… 現地をどうぞ
開口部を大きくするデメリット
一般的に、大きな開口部をつくると「開放感」は得られますが、難しい部分があり、そこを克服しなければなりません。
①大きな吹き抜けが家の真ん中にあるため、耐震性が不足しがち
※社長の構造見学会の時の資料pptより
上の蓋の部分をしっかりとめた段ボールと、上が空いている段ボールでは、どちらが横からの揺れ(水平力)に強いか、わかりますよね?
今回の車場の家では、大開口と大面積吹き抜けを実現しながらも、耐震等級2の確保を条件に設計しました。外周部の壁の量で比較するのではなく、きちんと許容応力度計算により、求めていきます。
こちらの工夫も現地でご確認くださいね!
②日射遮蔽どうするか問題
夏場の日射遮蔽が不十分だと、日射熱が室内に入り込み、あっという間にオーバーヒート。
適切な日射遮蔽対策が必要です。そこで今回用いたのが、「外付けブラインド」
これは、次回詳しく解説しましょう!
12/9(土) OPEN HOUSE!※予約制
お施主様のご厚意により、完成見学会を開催します。
事前申込制となります。