koudaiです。年末に「黒埼の家F」が竣工しました。
計画としては、実家に近接する家を解体して、夫婦+子供の子世帯の家族の家の新築計画です。
■敷地条件
1. 敷地間口 約5.9m 奥行き 約13m → 建物の間口を2.5間(4.545m)で計画する。
2. 前面道路との段差 → 覗かれない工夫、アプローチをどうするか。
3. 奥の住宅のために、通路を確保してほしい
■設計主旨
1. 狭小地における快適な暮らしを目指す
2. 小ささを活かした高性能住宅とする
3. 印象的なファサード(家の顔)を造る
■設計方針
1. 二階リビングとし、狭小地であっても採光・通風・眺望を確保する。 リビングは勾配天井とし、ロフトとつながることで、縦方向の広がりをつくる。
2. 一階は個室とし、陽のあたる道路側に休憩室(将来の子供室)を、北側に主寝室を配置する。
3. 小住宅のために不足する収納を補うために、固定階段によるロフトを用意する。
4.東側を全面開口部として抜けをつくる。木製横格子引違い戸を設けて視線除けと外観上のアクセントとする
■竣工 詳しくは竣工ギャラリー写真公開をお待ちください
玄関:アプローチからスムーズに入るために、木製断熱引き戸とした。横格子が表情をつくる
玄関からホールの自然採光が採りにくくなるため、ブレースを利用し、極力壁をつくらないようにした。
2階リビングで、ロフトから見下ろす
造付ソファで、小さい面積でもあちこちに居場所を設ける。
ロフトへは固定階段で登ることができる
南側ロフト床を一部グレーチングにして、光を落す。食卓に心地よい光が降り注ぐ
■スペック
基礎:EPS100mm
壁:高性能グラスウール105mm
屋根:高性能グラスウール200mm
換気:第一種熱交換換気扇
ソーラー:4.93KW BELS★★★★★ ゼロエネ達成
こんなに小さい家だけどゼロエネということもポイントです
■黒埼の家F
敷地面積:26.40坪
1F床面積:12.50坪
2F床面積:13.12坪
ロフト:4.5坪
延床:25.62坪
※参考に9坪ハウスは、敷地28.36坪 延床15.76坪→敷地面積オガスタ史上最少!?
設計:koudai 監督:ナミさん&ヒデさん