スポット断熱リフォームとは
家全体を改修するのではなく、
家の一部、例えばLDKと水廻りなどを断熱領域として設定し、
断熱改修を行うものです。
昨年スポット断熱リフォームを施工させていただいたお宅の状況調査に伺ってきました。
各部屋の温度
暖房領域として設定したのは、
ダイニングキッチン+リビング+廊下+脱衣室+洗濯室+トイレ+浴室の計約37畳の空間。
エアコンのあるダイニングキッチン。室温は21.5℃。
隣接するリビング。室温は20.8℃。
廊下。室温は20.8℃。
脱衣室。室温は20.9℃。
エアコンから最も離れているトイレ。室温は20.0℃。
ちなみに外気温は2.6℃。
1月31日13:30ごろお伺い。天気は曇り~雪。
暖房は4.0kのエアコン1台です。(それだけだと寒いときは補助の暖房器具を使っているとのこと)
工事内容
断熱改修工事の内容は、
天井:既存のまま(袋入りグラスウールt100)
壁:既存のまま(一部真壁→大壁に、断熱材の有無は不明)
床:既存床(断熱材なし)の上にスタイロフォームt30張り+フロア張り
サッシ:既存アルミサッシに樹脂製内窓(ペアガラス)設置
加えて断熱領域にかかわる部分は気流留めを施工。
さらに、リビングに吸気口、トイレと浴室に2室換気扇を設置して3種換気としました。
ご予算の中で、優先順位を決めながら実施した計画。
なかなか暖まっていたのでほっとしました。
ただ、既存の建具を使用したところなど一部冷たい隙間風を感じるそう。
スポット断熱で気密をとるのは難し~、と実感した今日この頃であります。