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室外機の氷雪対策

「西川の家」にメンテナンスでお伺いしました

2年点検後の建具調整。

背の高い障子の建付けを、削って調整しています。

室外機の凍結

「西川の家」は西側が田んぼで強風が吹きつけます。

室外機は東側。軒の出は70センチ程度でています。

それでも風が巻き込んでくるのか、雪が室外機周りにたまっていました。

上が床下エアコンの室外機。このエアコンは霜とり運転中も暖房を停止しない上位機種。

下がエコキュートの室外機です。エコキュートの室外機にも霜とり運転機能は

ついていますが、氷雪が残っています。

室外機は、ユニットの裏側から空気を吸い込み、正面側から排気します。

ここが雪などで詰まってしまうと、効率が落ちてしまいます。

冬季における室外機の注意点

室外機自体が空気を吸い込んでいますので、若干雪などがくっついてしまうのは

仕方ないと思います。

溶かすための霜とり運転機能もついています。

ただし風が巻き込んできたりと、雪がもろにあたるようだと吸い込み口に大量の

氷雪がついてなかなか溶けません。

対策としては、室外機の囲いをつくる。

囲いは、室外機の裏に雪が入り込まないよう屋根を作る。

また、横からの吹き込み防止として、ルーバー材など通気を

妨げないようなもので囲ってやる。

正面は吹き出しているのでオープンのままで良いでしょう。

それに加えて、室外機の周りが雪で埋まってしまわないよう

除雪してください。

↓OB様自作の室外機囲い

↓横にも氷雪がつくようであればルーバー材で防護すると良いでしょう

弊社であらかじめ室外機の囲いを作る場合もあります。

風の当たり方など住んでみて分かることもありますので、

氷雪ががっつりついている、室外機が雪に埋まってしまう、

といったお宅はご相談ください。

山田 剛
設計部

山田 剛

設計部 一級建築士

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