「黒埼の家I」上棟しました。
新潟市西区鳥原にて建築中の「黒埼の家I」
晴天のタイミングで上棟できたので大工さんもそれほど寒い思いをせず、安全に工事が進んで一安心。
建て主さんと中村棟梁の顔合わせ。山田監督の仕切りは絶妙ですね。
担当監督として、この現場にかける意気込みをちゃんと建て主さんに伝えるので場も引き締まります。
設計提案の際には珍しく色模型で提案しました。杉板と、そとん壁を組み合わせるのでこのほうがイメージしやすいと思ってつくってみました。フォルムも気に入っていただき「職場に飾っておくわ!」と建て主さんにいってもらえたので嬉しかったです。
床面積はコンパクトに収まってますがやりたいことは盛りだくさん。仕上げでいうと、モデルハウスの格子天井を気に入ってご採用いただきました。また、板張りのハーフユニットバスも初採用ですし、いろいろと面白いことになっています。
敷地の周辺環境も大変に恵まれていまして、桜並木を擁する公園が北側に隣接します。さらに公園は一段下がっているのでちょうど桜並木の梢がきれいに見えます。このこともあってか、建て主さんの主張は首尾一貫して「北側の公園に思い切り開きたい」でした。
開口部はLIXILのLWも検討候補でしたが、開口幅が限定されるため今回のケースにはそぐわないと判断しました。
もう少し大きく開きたいよねということで2間幅の開口が可能なをアルスの夢まどを採用しています。
木製サッシなので質感もとてもよいです。寸法も細かな調整が可能なオーダーメイド。予算が許せば採用したい窓です。
ハーフユニットバスについては採用の歴史が長く、いつも仲良くさせていただいている東京の田中工務店さんのノウハウを勉強しました。
ハーフユニットバスは壁を木質で仕上げるので撥水塗料についても各社の塗料を揃え実験しました。
やはり田中さんのお勧め塗料がもっとも機能的なうえ、木の美観を損なうこともなく素晴らしいものでした。(田中社長ありがとうございます!)
今から完成がたのしみです。