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螺旋階段の挑戦

設計部日誌
林 彩夏林 彩夏

こんにちは。

今回はオガスタでも初めての挑戦である螺旋階段についてです。

今月内覧会を行っ月岡の家Bで、螺旋階段をお手伝いさせてもらいました。

自分が螺旋階段の図面を書く日がくるなんて思ってもいませんでした。

そんな階段のお話をしたいと思います。

 

階段も頭もぐるぐる

螺旋階段はご存じの通り周るように上っていく階段です。

したがって図面上では2Dですが頭の中はあっちへ行ったりこっちへ行ったり…

その時は寝ても起きても頭の中は階段でいっぱいになっていました。

目を閉じるとエンドレスで螺旋階段を上っています。

業者さんへも図面だけでは伝わらないこともあるので会って打合せをしてもらいました。

一発勝負ですのでやり直しは絶対にできません。

高さは大丈夫かな…幅や厚さも間違っていないかな…?

いざ制作となったとき心配でなりませんでした。

 

工場見学へ

制作に入ってからは気になって阿部さんと工場へ見学にいきました。

この時点では部材ごとに作られていて単体で並んでいました。

 

▽支柱(階段の中心となる柱)

 

▽踏板

 

▽手摺(見えずらいですが細い棒状のものが手摺です)

 

工場見学では、溶接したり切断したりと実際に加工している現場を見ることができてとても楽しかったです。

 

組み立てたころにもう一度お邪魔させていただきました。

実際に見てみるとなんか小さい!! とまた不安に。

 

いよいよ現場入り

 

ドキドキの建て方の日がやってきました。

この日は事務所で現場へはいけませんでしたが、秀さんから送られてきたこのシュールな空飛ぶ階段はなんだかかわいいく、ニヤニヤしてしまいました。

 

そして設置

ばっちり。という報告でいままでの不安はひとまずなくなりました。

が、まだまだ課題は山積みです。

大工さんや職人さん、秀さん、阿部さんと現場で階段まわりの円をえがく壁や建具について頭を悩ませました。

ここでのお話は長くなってしまうので省略させていただきます。

そして仕上げに

建物も完成に近づいてきて仕上げはカーテンの取り付けです。

△業者さんも初めてだというカーテンレールを曲げる作業

なんと機械で曲げるのではなく手曲げです。

手作業と聞いたときはきれいにできるのかなと思いましたが綺麗に曲げてもらえました。

 

最後は優しいリネンのカーテンで螺旋階段を囲います。

 

お施主さんにも喜んでもらえてうれしいです☺

沢山の方にご協力いただき、ここまで素敵なものとなりました。

 

 

 

 

林 彩夏
設計部

林 彩夏

設計部 二級建築士 

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