「壁に釘や画鋲は刺さりますか?」
時計やカレンダーなどインテリアを購入し部屋のどこに設置しようかな。
そんな事を考えながら買い物するのも住んでからの楽しみの一つですよね。
しかし、壁の何処に取付け可能なのか?と皆さんも疑問に思った事があるのではないでしょうか。
オーナーさんからも「壁に時計を掛けたいのだが、どこにでも釘は効きますか?」との質問を頂く事がよくあります。
結論から言えば、画鋲やピン程度ならばどこでもOKですが、釘やビスは木の下地がない所では使えません。
壁掛けの時計ならば画鋲という訳にはいかないでしょうから下地の位置を探す必要があります。
壁の構造
下地を探すにあたり、まずは壁の構造がどのようになっているかを説明します。
壁紙は石膏ボードに貼ってあります。
その石膏ボードは柱と間柱にビスで留めてあります。
釘やビスが効くのはこの柱と間柱です。
上の図に記載の通り、柱(間柱)は455mmピッチで施工されています。
まずはこの寸法を覚えてください。
工事中の写真で見るとよくわかります。
柱の間に入っているピンクは断熱材です。
次に、基準となる柱(間柱)の位置を見つけなければ寸法を出す事ができないはずです。
一番簡単なのは部屋の隅から寸法を追っていく事。
図で説明すると、
隅壁の表面から390mmが柱(間柱)の中心となりますので、そこから455mmピッチで計算してください。
これが下地の位置の探し方です。
なんとなくお分かりいただけたでしょうか?
石膏ボードにも使用できるピン
最後に、ホームセンターには石膏ボードでもある程度の重さが掛けれるようなピンが売っています。
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これだと、ある程度の重さであっても下地を探すことなくどこでも設置可能です。
私がホームセンターで見た物では最大10kgまでの重さに耐えることができる物がありました。
インテリア系の小物であれば大抵は設置できるはずです。
しかし、DIYで棚を取付けたりと下地の位置が分かっていると便利な場面も多々ありますので参考にしてください。