新潟市西蒲区松野尾にて高断熱リノベーションが始まりました。
新和のリノベを皮切りに、松野尾、寺地と立て続けに高断熱リノベのお話をいただきました。
松野尾リノベは築25年のちいさな平屋建てです。26坪のほどよい大きさで屋根の形状も単純な寄棟がかかっています。和瓦も状態がよくまだまだ使えそうです。
もともとタイニーハウスに興味があった建て主さんには佇まい立地共にビビッときたみたい。
外観から概ね間取りがわかってしまうかもしれませんが、こんなかんじで妙に広い中廊下のある間取りになっていました。
ビフォーアフターの変化がわかるのもリノベーションの楽しいところです。
敷地にはハウスが併設されぶどうが栽培されています。甲州と巨峰がざくざく収穫できるなんて羨ましい限りです。
性能面の前後比較をしてみます。
現地調査でリノベ前の断熱性能を調べてみたところ、屋根がGW100mm、壁・床がGW50mm、開口部はアルミサッシのシングルガラスです。仕様をQPEXに落とし込んでみるとこのような結果が出ました。
ひと冬の暖房代は18.7万円。仮に8帖一間(床面積の15%)だけ暖房したとしても2.8万円ほどかかることがわかります。
今回のリノベーションの計画では壁GW210mm、屋根300mm、床135mm、開口部は樹脂サッシを用いて断熱補強をします。暖房負荷は33.1kWh/㎡まで下げることができました。室温20℃設定でひと冬の暖房代は3万円弱という試算になりました。これくらいまで性能をあげておけば全館暖房で家中快適に暮らせますし、光熱費の負担も感じずらいと思います。
高気密高断熱リノベーションなかなか面白いです。