先日、カトリック新発田教会を見学させていただきました。
教会を見学する前に神父さんが居住されている「司祭館」を特別に少しだけ案内してもらいました。
床下暖房の原点
馴染みのある床下エアコンですが、司祭館では床下エアコンの原点となるものを見ることができました。
見た目は現在と変わらずガラリの下から暖かい空気が出てくるのですが、床下空間に放出した暖かい空気がガラリから吹き出ているわけではありません。
オイルショックが起る前はこのような機械を使い、石油を燃料として先ほどの鉄のガラリの下にパイプを通して暖房を行っていたようです。
外部からの冷たい空気が伝わらないように、床下には空間はありませんでした。
初期の床下暖房を見ることができて面白かったです。
カトリック新発田教会
カトリック新発田教会は、模型を見ると特徴的で多角形の形をしています。
多くの教会は長方形で、祭壇をへ立つと神父さんの背中を見るような構成になりますが、カトリック新発田教会は模型で分かるように内部は6角形になっていて祭壇を囲うように座席が配置されています。
神父さんが祭壇へ立つと皆が向かい合い、食卓を囲うような民主的なスタイルになるようで暖かさを感じ、素敵だなと思いました。
また東と西に配置された大きなステンドグラスは、時間によって朝日と夕日に照らされ
教会内のレンガでできた壁に美しく影が映し出されるようです。
正午前に見学させてもらったので見られず残念でした。。。
社長のブログで写真が挙げられていましたので是非ご覧ください。
丸太を組んだ構造
外部からも見受けられたのですが、内部に入ってみると構造材が丸太でできていることが分かります。
丸太は皮のついたまま馬車で運び、現場で一から加工したようです。
なんと建て方にかかった時間は2か月とのことでした。(住宅は一般的に2日ほどです。)
更に驚いたのは現場監督が当時22歳だったということです。
棟梁の宮大工は、初めは丸太にボルトを通すことはあり得ない!丸太の組み方は分からない!との一点張りだったようですが、電車で設計者のレーモンド事務所までつれて行きモチベーションをあげたというストーリーを聞きました。
中でも祭壇の丸太は組み方が難しく特に頭を悩ませたようです。
教会内はシンプルに丸太でできた構造がデザインになっていました。
YouTubeの撮影風景
普段は私も画面越しでしか見ない社長のYouTubeですが、今回は撮影風景を見ることができ新鮮でした。
カトリック新発田教会もUPされるようなのでお楽しみに!
ルームツアー動画も併せてご覧ください!