足場が外れました
「天ヶ沢の家」の足場が外れました。
杉板外壁の外観があらわに。
外観の計画
こちらはリノベーション+増築の計画。
元々あった母屋部分を残して他は解体し、
水回りと個室機能を持たせた2階建て部分を増築しました。
元々の母屋は、南側に最大限開口をとった立派な構え。
それを利用しつつ、玄関を拡張し、日射遮蔽をしつつ、玄関庇と縁側がまとまるようデザインしました。
外観は集落の風景になじむよう、また隣に建っている蔵とのコーディネートにも配慮して、
杉板外壁で仕上げました。
土庇の下は黒塗装した杉板で仕上げ、サッシとともに一体的な表現としました。
リノベーション部分は、軒高2間で反りの入った屋根をもつ立派な構え。
その構えを活かしつつ、身近なスケール感と日よけ・雨よけのための土庇をまわし、
高さ関係を調整してコンパクトな2階建て部分を組み合わせました。
既存部分の寸法を徹底的に調査し、それに合わせるように各部の寸法を検討していく必要がありました。
難易度の高い計画でしたが、美しくまとまってうれしいです。