材木の新発田屋さん
1月から入社しました、塩谷です。よろしくお願いします。
秋葉区小須戸にある材木屋・新発田屋さんで、「上新栄町の家B」の畳スペースに使う床柱を選んできました。ホームセンターにはない材料を見て、肌感覚や匂いを試したりなど、想像力をたくましくして。
家づくりで木を使うとき、線材や面材として使う場合がほとんどですが、ここでは木の体積みたいなものを感じました。ぶ厚くて博覧的な木のストックをみると、線や面でなく、塊(かたまり)で木を感じます。
木の塊(=固定化された炭素)が、ここには大量にストックされています。
カーボンニュートラルが地球的な目標となっている時代では、炭素を固定化できる木造や木質の建築が増えることは、時代のトレンドに寄り添ったものなのだと思います。
新発田屋の鈴木社長も、建築にもっと木を使ってほしいと話していましたが、家だけでなく、身の廻りのものの多くが木でつくられるような時代もあり得るかもしれません。
たとえば木製のPCとか衣類とか。
あらゆるビニール製品が木製に置き換わったりとかいう風な。
日常生活の中での、炭素の固定化です。
「何となくいいね」と感じられる物がある場や空間では、
ジャズでも一つ流せば、インスタントの珈琲も上等になります。