地鎮祭と神さま
着工に際して工事の安全をお祈りし、地鎮祭の儀をとり行いました。
一時間ほどのちょっとした時間、神さまを呼んでちょっと来てもらい、お祈りを終えるとまたどこかへお帰りになってもらう、という時間です。
神さまがちょっと降りて来る場所も、サッと設えます。
四本の竹を地面にさし、四周に縄を張って斎庭(ゆにわ)とし、神籬(ひもろぎ)を置きます。神籬に立っている榊(さかき)が依り代(よりしろ)となって、ここに神さまがちょっと降りてきます。
いずれの場所、いずれの時にでも、任意に設けて任意に取り払うことのできる仮設的な空間であり、着工前の更地が、特定の時間だけ特定の価値をもった場所となります。
日本の神さまたちはどこかに常駐ということはなく、どこかからやって来て、どこかへ帰っていく訪問神なのかもしれません。
安全管理で進めてまいります。