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「もえぎ野の家」浮遊する木箱

山田 剛山田 剛

浮遊する木箱

「もえぎ野の家」の足場を解体しました。

外観があらわに。

1階を後退色の黒でまとめ、2階は240mmの付加断熱をして杉板張り仕上げとすることで、

木箱が浮遊しているように計画しました。

付加断熱によって窓廻りも彫りの深い表情になっています。

窓が外壁に埋め込まれていることで、窓フレーム周りの断熱性能を向上させるとともに

防水面でも有利になります。

外観は内観

外観で見える屋根形状が、そのまま室内の天井になっています。

開放的な勾配天井の空間を、部屋やスペースとして間仕切りしていきます。

大工工事も最終工程です。

 

小幅板の美しい天井

主室の天井は、ヒノキの小幅板を張っています。

等間隔で目地をいれて仕上げました。

アルヴァ・アールトのマイレア邸の仕上げを参考にしています。

主室はダウンリビングとなっており、低い目線からは庭の景観と

その先に広がる借景を楽しむことができます。

 

山田 剛
設計部

山田 剛

設計部 一級建築士

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