浮遊する木箱
「もえぎ野の家」の足場を解体しました。
外観があらわに。
1階を後退色の黒でまとめ、2階は240mmの付加断熱をして杉板張り仕上げとすることで、
木箱が浮遊しているように計画しました。
付加断熱によって窓廻りも彫りの深い表情になっています。
窓が外壁に埋め込まれていることで、窓フレーム周りの断熱性能を向上させるとともに
防水面でも有利になります。
外観は内観
外観で見える屋根形状が、そのまま室内の天井になっています。
開放的な勾配天井の空間を、部屋やスペースとして間仕切りしていきます。
大工工事も最終工程です。
小幅板の美しい天井
主室の天井は、ヒノキの小幅板を張っています。
等間隔で目地をいれて仕上げました。
アルヴァ・アールトのマイレア邸の仕上げを参考にしています。
主室はダウンリビングとなっており、低い目線からは庭の景観と
その先に広がる借景を楽しむことができます。