パーゴラで豊かな半外空間を
「五十嵐の家J」が完成しました。
こちらのお家はパーゴラを備えています。
パーゴラといっても、よくあるこういうカタチではありません。
お家とは切り離されていて、屋外デッキと一体的なゲート形状になっています。
ここにタープを張るとこうなります。
パーゴラデッキの奥行きは1820mmあるので、大きな日影の半外空間ができます。
夏季はデッキからの反射光もふせぐ強力な日射遮蔽装置になりますし、
冬季はタープを外して完全な日射取得を得ることができます。
日射の調整だけでなく、内外を柔らかにつなげる半外空間は住環境全体を豊かにしてくれます。
木製ブラインドの効果
窓の遮蔽は木製ブラインドを採用しました。
天井に合わせた色味の木を使用しています。
羽の角度を調整することで、視線の遮蔽度や明るさ、室内の雰囲気を調整できます。
完全に遮蔽した様子。
外からみるとこんな感じ。
見た目の美しさと調整力の高さが木製ブラインドの魅力です。
羽が厚い分収納時はたまりが大きくなるので、検討しておくと良いです。
自在な照明計画
室内の壁はグレーで仕上げています。
落ち着いた色味を活かす、静かな明るさとなるよう計画しました。
もちろん暗いと不便ですので、作業スペースや光量を増やしたいところは明るくできるよう、
ライティングレールを配しています。
水回りは壁・天井とも白で仕上げ。壁・天井の色が違うと明るさはかなり変わります。
通路となるようなところは落ち着いた明るさに。
スペースの使用目的や状況をイメージして、照明を計画しています。
細かな指示が多いので職人さんも大変だったと思いますが、
素敵なお家が完成してうれしいです。皆様いつもありがとうございます。