家の健康を診断するインスペクション
オガスタでは、リノベーションもやります。この場合、計画に先立ってインスペクションをします。現地調査を行い、お家の耐久性に影響を及ぼす不具合がないかどうか。構造体の腐朽、雨漏り、シロアリの問題はないか。予算の範囲内で計画が実現できそうかどうかなど。
時代の軸になるリノベーション
オガスタでもリノベーションの事例が増えてきましたが、新築でなくリノベーションでも価値が出せるという認識が、世の中で広く浸透してきました。
湾の魚は海中に沈むタイヤなどを住処にしていて、足りないものをその場にある資源で補いながら生きていますし、街に住んでいるカラスは、電柱の変圧器の下に巣をつくり、人工物の街並みを山だと認識しているようです。すでにあるものをもう一度見直し、再構成して新しい住み方を考えるというようなことでしょうか。コロナ禍でこれまでの過剰移動や過剰生産が明らかになりましたが、モノであふれるこの時代に、何かと何かの組合せで、こんなものができますというように、まかない料理的に何かモノをつくるというふうな考え方が、これからの時代は主流になっていくのではないでしょうか。表メニューで一生懸命おいしいものをつくろうとするよりも、かえって、まかない料理のほうが美味しいということもあります。今ある冷蔵庫の中身でおいしいものをつくるという風な感じでしょうか。
オガスタはエコハウスをつくっているので、もちろんリノベーションでもエネルギー的な観点からの設計を大切にしております。自然エネルギーの利用であったり、温熱環境の健全化であったり。これに加えて、構造、間取り、設備、内外装の健全化にも取り組んでおります。