複合的な機能を持つパーゴラ
「寺尾の家D」にパーゴラが設置されました。
黒い部分がパーゴラ。
1間ピッチで柱を立て、リズミカルな外観表現としました。
パーゴラというと柱と梁だけのイメージがありますが、
ここでは玄関ポーチ部分に屋根を張っています。
南の大きな開口部分は屋根がありません。
冬は日射を取り込み、夏はタープを張って日射遮蔽します。
ここに広い屋外デッキも設置されます。
上部にはこれから板金を張って、耐久性に配慮した防水仕上げをします。
玄関ポーチであり、日射遮蔽装置であり、半外空間の境界となりつつ、ハンモックなどの下地も兼ねる、複合的な機能のパーゴラです。
パーゴラの施工例
パーゴラは半外空間の利用を楽しくしてくれます。
こちらは先日伺った「あすなろ建築工房」さんの事例。
南側の高台に、ウッドデッキとセットで計画したパーゴラがあります。
テーブルを置いて食事したり、ブランコをつけたりとなんとも気持ちよさそう。
こちらは今年竣工した「五十嵐の家J」
高台の敷地から、眼下を見渡せます。
夏の室内も涼やかな雰囲気に。
「松海が丘の家」
木塀とセットで計画したパーゴラは、プライベート感のある半外空間を演出します。
「小新南の家」
リビングがそのまま屋外に延長され、一体空間として利用されています。
活用の幅が広く、暮らしを豊かに彩ってくれるパーゴラ。
ツタ科の植物やブドウなんかを這わせて、緑化屋根を作るのもよいですね。