地震によって配管が破損する場合があります
2024年1月1日(月)16:00ごろ、地震が発生しました。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
弊社では、翌2日に被害の大きい西区を中心に全物件の目視点検を実施しました。
これにより素早く対応をスタートできたと思います。
その中でも、設備配管の破損例についてまとめてみました。
ふだん生活していて気にすることもない「設備配管」
こちらも地震によって破損する可能性があります。
周辺の地盤が変動し、下記のような事態が発生している場合、
配管が破損している可能性があります。
【地面が下がった事例、玄関ポーチ土間と地面の間に隙間が空いている】
【揺れや地盤沈下によって、玄関土間と基礎の間に隙間が空いている】
【地面と住宅基礎間に亀裂がはいっている】
上記は地盤改良をしたお宅です。
地盤改良によって住宅は沈下していませんが、周囲の地面が変動したことにより、
住宅と地面をまたいでいる設備配管が破損しました。
破損していた場合の対応
まずは事故状況の記録を取りましょう。
いじくりまわさず、発生後の状況を記録します。
写真とともに住宅の建築会社に相談しましょう。
写真があれば状況を説明しやすいはずです。
建築会社に調査に来てもらい、その後の対応を打ち合わせします。
修理工事には費用がかかりますが、地震保険を適用できたり、
自治体から支援金を支給いただける場合もあります。
新潟市については下記をご参考ください。
令和6年能登半島地震に関する西区の情報
たくさん写真で記録をとっておけば、地震の被害程度を証明しやすくなります。
写真は多めにとって記録しておきましょう。
配管の大部分は目視しづらい部分にあります。
被害に気付かない場合もあると思います。
自身でできるセルフチェック箇所としては、
・配管外部露出部分の接続箇所(配管は真っ直ぐな部分より、接続部分が多く破損します。)
・水を使っていないのに、水道メーターが動いている。(給水配管が破損し水漏れしています。)
このあたりをチェックしてみてください。
特にご近隣に被害がみられる場合、地盤特性の近いご自宅も同じ被害にあっている可能性が高いです。