名作照明をとりいれる
照明計画を検討する際、照明器具は基本的に目立たないよう計画しています。
照明器具がバラバラと目立つと、空間の上品さを損ねるからです。
ただし、ポイントで見せたい部分ではデザイン性の高い名作照明をとりいれています。
「木のマンションリノベ」では、名作照明を2か所とりいれています。
1つ目は寝室。ヤコブソンランプの323K-628というブラケットライトを採用しています。
背面の桧小波板材ともマッチしています。
照明を点灯するとこんな感じ。桧小波板の質感も際立ちます。
ブラケットライトは背面の仕上げとセットで計画すると、より効果的に空間を演出します。
2つ目はルイスポールセンのPH2/1という照明を、玄関の壁に設置しています。
玄関は毎日人が出入りする、最も目につく場所。
上質なアイテムを設置するには最適です。
照明を点灯すると、優しい光が住人を出迎えます。
こちらの壁面は珪藻土塗りの刷毛引き仕上げ。
壁の質感を陰影豊かに照らし出します。
「木のマンションリノベ」では現在内覧会を開催中。
名作照明の実際の照明具合を体感することができます。
反射をおさえる工夫
キッチンの手元灯は間接照明で計画しています。
キッチン天板はステンレスのヘアライン仕上げ。
社内検査の際、光の反射がぎらつくね~と意見がでました。
反射を軽減するために、くもりガラスの調光板を設置。
光が調光板を通って拡散されることで、反射をおさえることができます。
完成した後はスタッフで検査をし、生活することをイメージして細部のクオリティをあげていきます。
お引渡しまで、少しでも良いものとなるよう工夫していきます。