小幅風羽目板の効果
「五十嵐の家K」では、2階リビング天井に小幅風羽目板を施工しました。
細いスリットが入った素材。スリット方向に視線が導かれます。
導かれた先には高台の景色と半外空間。
仕上げを内外連続することで、その効果を強調しています。
細いスリットによる仕上げは視線の誘導効果があります。
環境の良い方向へと、素材の仕上げによって意識を誘導します。
上質な素材で家をつくる
床のフロア材を施工中。
2階リビングの仕上げはオークの無垢フロア材です。
自然素材は工業製品と違い、すべて物が違います。
製品の安定性や価格など、変動が大きい材料になります。(寿司屋のネタみたいなものです。)
常によりよいものを確保できるよう、市場をさぐりながら材料を仕入れしています。
上質な素材はそれ単体でも存在感がありますが、
それが集まって空間を構成すると、空間全体の上質な空気感を醸成してくれます。
最終的な仕様決め=素材選びでは、空間全体の仕上がりをイメージして選定しています。