社員旅行「大分」3日目は若手男性チームと共に行動しました。
左から大工の平井君、左官の林さん、大工の本田君です。
写真に写っている料理は、お昼に食べた大分ご当地グルメのとり天です。
3日目に我々が行った場所としては「龍岩寺」「風の丘葬祭場」です。
葬祭場に関しては、モラル的に写真などは割愛させていただきます。
以下、とくに良い刺激を得た龍岩寺に焦点を当てたレポートです。
駐車場から少し歩くと参道に到着し、長めの直線階段を登った先に受付があります。
たくさんの野良猫が住み着いていました。
参拝するためには、まず険しい崖路を登っていかなくてはなりません。
実際かなり足腰に負荷がかかるレベルでした。
信仰と修行に基づいて、参拝者が精神的な階層を登っていくような仕組みがあるそうです。
奥まで登っていくと、ようやく院礼堂が見えてきます。
3本の柱の前に斜めに架け渡されている木。
「きざはし」というそうですが、これがまた面白いエピソードがあったので、後ほどご説明。
懸造の礼堂に到着。
まわりの岩壁に溶け込んでいるように感じます。
中に入ると、3体の仏像がいます。
ぱっと見、石の彫刻かと思いきや、一本のクスの木から作られたそうです。
白石と間違えるほど美しい白木ですね。
先程の「きざはし」は3体の仏像を刻んだ残りの材料から作られたそうです。
崖路ができるまでは、これを使って登っていたのだとか。
参拝するまでにかなり疲れましたが、その過程があったからこそ、
つくりに目を向けさせられるような面白い建築的思想を感じました。