工法としては科学的で評価が定まっているのものを、スタンダードな住宅を構成する各要素として、
性能とコストのバランスを考えて吟味しました。
快適さと環境を守る断熱性能
日本エコハウス大賞やパッシブハウスジャパンなどのコンテスト連続受賞の確かなノウハウにより、冬は寒くて夏は暑い新潟で快適に過ごせる家づくりを行っています。新潟の住宅における消費エネルギーのうち最も多くを占める暖房エネルギーを最大限減らし、家じゅうで温度差の少ない快適な暮らしの実現のため、標準性能として ※「HEAT20 G2」を目指し、断熱仕様を逆算して推奨する仕様をご提示しています。
※ 新潟(5地域)におけるHEAT20 G2 = UA値0.34
耐震等級2等級以上
耐震等級とは、品確法の性能表示制度により、地震力に対する安全性の程度を等級として表したものです。
※ 数百年に一度発生する地震 ( 東京では震度6強から震度7程度 ) に対して倒壊・崩壊せず、数十年に一度発生する地震 ( 東京では震度5強程度 ) の地震力に対して損傷しない程度
さらに2等級以上になると、水平構面の丈夫さなど検討する項目も増えて、より確かな構造だということになり、「長期優良住宅」の仕様は2等級以上を基準とします。
一体打ちのべた基礎構造
一般的なベタ基礎は、スラブ部分と立ち上がりは別々でコンクリートを打ち込みますが、
オーガニックスタジオ新潟では外周部の立ち上がりとスラブ(底盤)のコンクリートを打ち継ぎのない『一体打ち』で施工します。
これにより構造強度を向上すると共に、隙間を排除しシロアリの侵入の防止策ともなります。
シロアリ対策
土台には湿気に強く防蟻性の高い国産ヒノキを使います。そして、ベタ基礎および気密パッキンにより基礎天端と土台の間を保護し、侵入経路を完全にふさぎます。また、上記基礎断熱工法により床下と室内の温度差を少なくすることで結露を防ぎ、床下の相対湿度を往来より低下させることで、シロアリを寄せ付けません。薬剤ではなく建築的工夫によりシロアリ対策を考えます。
耐力面材を用いた
モノコック構造
地震の揺れに抵抗するために、「筋交い」ではなく「面材」で耐力壁を設けます。
さらに、床や屋根も構造用合板で固めて水平剛面とし、柱、梁、土台を一体化することで、ジャンボジェット機の構造のようなモノコック構造となり、台風や地震の破壊力を建物全体で受け止めて、高い耐震性能を発揮します。
強い構造躯体を実現する
SE構法
SE構法は、木造住宅に、鉄骨造やRC造などに採用されている、柱や梁同士を密着させる「ラーメン構法」を採用することで、強固なフレームで支える強い構造躯体を実現します。
柱や間仕切り壁を少なくできることで、高い耐震性能を確保しながら開放的な大空間や自由度の高い設計が可能です。
所属団体
以下の団体に所属し相互協力しながら、自社の技術力の向上および住宅業界全体の技術力の向上を目指しています。
- 一般社団法人 新木造住宅技術研究協議会
- SAREX(住環境価値向上事業協同組合)
- 一般社団法人JBN全国工務店協会
- 新潟市エコハウス推進チーム