洋の可愛い系住宅「五十嵐の家D」
洋の可愛い系住宅
設計/川﨑 監督/小林秀昭
- コンセプト
- ご家族思いのご主人が、奥様と娘さんたちのために建てた可愛いらしい家。仕上げに関しては奥様の好みを最優先し、畳コーナーをお子様の遊び場にしたりと随所にご家族へのの心配りが見える家になっている。テレビ収納のフランス製のアンティークなガラス、水廻りのモザイクタイル、建具のステンドグラスなどガラス質を多く用いたコーディネートで女子っぽさを演出している。
- 外観
- 外観はクリーム色のガルバリウム鋼板の横張り。ポーチのテラコッタ調のタイルに色を合わせ土間は弁柄で、色を値をにらんで強めに塗装。屋根はアメリカで広く使われている、アスファルトシングルという建材。天然石の色なので褪せる心配はない。砂利は赤みのある安田瓦の廃材のリサイクルで環境にやさしく地産地消。
- 内部空間
- 床材はウォールナットだが、床や柱、さらにはカウンターや廻縁に至るまで、目に見える木部はすべて柿渋で塗装して赤味を調整してある。設計者の川崎が、一番こだわったのがリビングからの吹き抜けの眺め。正方形のニッチと、腰壁の重なり方。ニッチの陰影に加え、タイルや窓にも正方形を使い、音楽のように小気味の良いリズムが生まれる。