パッシブ設計のお手本住宅「三島の家」
パッシブ設計のお手本住宅
設計/阿部誠治 監督/波潟靖
- コンセプト
- ゆったりした大きさの角地に計画されたパッシブな設計(夏涼しく冬暖かい設計上の配慮)の見本のような住宅。設計は阿部君で、これが設計デビュー作になります。以前からファンでいてくださった施主様からの「阿部君のプランも見てみたいのですよ」というプラン開始前のご期待に、見事に応えました。
- 外観
- 夏の日射遮蔽を考慮し南面にはすべて軒が張り巡らされているのが分かる。広い土地に木も多めに植えられ5年10年と熟成し山荘の趣となるだろう。角地は角が一番印象的にみられるのでスペースを歩道側にくれてやり、自然石舗装と株立ちの植栽で印象を良くする。総2階部分を角に持ってこないことで圧迫感を無くしている。
- 内部空間
- ご主人様が本格的にストーブライフが楽しめるまでが数年後なので、それまではFFストーブで我慢する。すでにメガネ石が壁に仕込まれていていつでも薪ストーブができるようになっている。リビングの吉村障子は引き込めるので、庭の景色をダイナミックに取り込むことができる。また、リビングとは段差無しで和室を併設。高窓にして道路視線を排除し、夏の暑い空気を排気しやすいようになっている。