広い土間の薪ストーブライフ「中条の家B」
広い土間の薪ストーブライフ
設計/阿部誠治 監督/小林秀昭
- コンセプト
- 田園越しに山並みを望める気持ちの良い土地での計画。
昔の農家のように土間と畳の間がつながり、ストーブライフを楽しめるというところがコアになっている家。
- 外観
- ファサードは北側道路方向で開口部が小さく、ストイックな印象。南面の様子はボーイッシュな印象。西側の強風を考慮した袖壁と軒で包んでいる。東の一部がオーバーハングになっていてエコキュートの保護と薪置場になっている。
- 内部空間
- 玄関から入ると主役のストーブが出迎える。畳に座るとちょうど椅子の高さになり、ご主人は炎を眺めて晩酌することだろう。畳の間のポジションは囲まれ感と見晴らしが計算され、守られた司令塔のような感じ。土間は土の感覚を出すためにスチロ鏝で荒くしてある。リビングダイニングははだしの足裏感重視のパイン床と天井のシナベニアで明るい内装で、階段も手すりには柱を設けず軽やかに、全体をリビング側に取り込んだデザイン。