オトコ系アメリカンハウス「巻の家A」
オトコ系アメリカンハウス
基本設計/相模稔 監督/波潟靖
- コンセプト
- 異色のアメリカンテイスト、オトコ系のコーディネートのホワイトハウス。ご主人が以前にハワイで見かけという古びた住宅がイメージコンセプトになっています。コーディネートはほぼ100%ご主人の意見というから男子系。
- 外観
- 杉板を鎧張りにして、キシラデコール3回塗りで仕上げている。玄関ドアのシャビーな感じはアメリカ人がDIYで何度もペンキを塗り替えた感じを出したかったので、ミルクペイントの重ね塗りでエイジングを再現。2階の屋根は、ロフトを設けるためと、将来的なソーラーパネルの設置のために、南北が非対称になっている。夏になると1階の窓上に設けられた巨大なオーニングで日陰をつくる。外構はアメリカンハウスに似つかわしく、普段では絶対に使わないシュロの木に芝生という植栽の組み合わせ。夏を彩るキョウチクトウも植えて植栽も南国的な明るさを目指す。西側には今後、ガレージが建築予定。建物に挟んで出現するパティオ(中庭)越しに愛車も眺められる暮らし。
- 内部空間
- ご主人はかなり長身でそれに合わせるため、天井は高め。リビングはラーチ合板にオスモで白塗装。DKはのワラン天井と床のパインはオイルステインでダークに。リビングにはペレットストーブのステージが設けられる。施主様も相模も旧巻町の人間。巻の人間であれば、頑張ってきたさいかい産業を応援しないとだめだ。ということで、ペレットストーブはさいかい産業のMTー311を導入。