オガスタ版最小限住宅「9坪ハウス」
オガスタ版最小限住宅
基本設計/相模稔 実施設計/川﨑 監督/阿部誠治
- コンセプト
- 最小限の大きさでどこまで快適に住めるか?という命題に挑戦した最小限住宅。元祖、増沢洵氏の自邸のコンセプトを現代的な居住性にまで高めてオガスタ的な回答を出した。9坪とは1階面積が3×3間の9坪という意味です。延べ床面積は2階で6坪あるから15坪です。
- 外観
- 両脇の一般的な住宅よりもかなり小さいが圧倒的な存在感を放つブラックBOX。桁受けの柱と梁を十字にして面を4分割。軒を出し陰影をつけて深みを出す。松煙墨でつくったオリジナル自然塗料。アマノルーバーでリビングの視線を隔てる。
- 内部空間
- リビングは南面し吹き抜けになっている。その上下に障子が備わっているが、1階の障子の鴨居は吹き抜けの障子の敷居になっていて一体である。閉めると光る巨大な壁になる。コンパクトな同一空間だから細部がすべて目に入ってくる。細心の配慮でディテールを検討した。
- 規模・構造
- 敷地面積:28.31坪
延床面積:15.74坪
- 植栽
- ジューンベリー・ シラカシ・ナツハゼ シモツケ