土間リビングのリノベーション「栃尾の家」
土間リビングのリノベーション
基本設計/相模稔 監督/波潟靖
- コンセプト
- かつては縫製工場であった3x10間の建物を構造だけ残して、(1)耐震改修+(2)断熱改修+(3)自然素材内装という、3拍子揃ったリノベーションを施しました。アウトドアが趣味のご夫婦に似つかわしく外感覚を取り込んだ暮らしをテーマにした大胆な生まれ変わりです。
- 外観
- 雪深い場所のための落雪対策として、屋根の勾配の向きまで変えたので新築以上に手間はかかっております。落雪屋根の急こう配であるので、杉板外壁の壁も高さ10mという最大級のスケールです。
- 内部空間
- リビングは土間になっており特大の長さ4.5mのテーブルがどかんと伸びています。床に座るもよし、椅子に座るもよし。地元仲間との宴会仕様となっている。縦方向には煙突と呼応して吹き抜けが伸びております。施主DIY塗装の茶墨で黒光りする板壁と、ご主人念願のストーブが鎮座する。寝室は赤の限界色で不思議と落ち着く空間へ。