シーサ―ハウス「小張木の家」
シーサ―ハウス
設計/maヤマシタマコト 監督/波潟靖
- コンセプト
- 従来の家は充分に住める程度ではあったが、間取りでの不満と、沖縄出身の奥様を悩ませる寒さに耐えかねて建て替えをなさった。ご主人様は、落ち着きのある渋めの和のテイストが多くなるように希望された。車両は3台、停められるようにとの与件です。
- 外観
- 玄関ポーチ屋根を広く取り、お子様の駐輪場も兼ねてあり、外物置も一体的に処理してあり、なおかつ和のスタンダードな印象を醸し出すのに貢献している。庭を南面に設けたが、開口部を引っ込めて通行視線が気にならない。瓦は安田瓦で地産地消。
- 内部空間
- 小国和紙の柿渋建具のある畳の間とつながるオープンなLDK。 ナラやタモの色合いと薄茶色の塗壁で落ち着きを出す。さらに保温の強化のためにワーロン紙の吉村障子がはめられている。実用面では、玄関収納からの裏動線のあるキッチンが使いやすい。それに、建具は光のためや風のために欄間が設けられている。
- 植栽
- アオダモ・ソヨゴ・モッコク