えふさんち「松美の家」
えふさんち
基本設計/相模稔 監督/波潟靖
- コンセプト
- 構造を1間モジュールで考えるプロトタイプⅡの設計ルールに従い、4x4間の正方形の総2階BOXの躯体に、方形の屋根をかぶせたという、お寺を抽象化したようなシンプルでいて、時が経ってもすたれない普遍性のあるデザインを意識している。
- 外観
- 工業地帯からの距離が近いので、2階の外壁をさびに強い杉板張りにしたのだが、四方の軒で守られている。また、杉の板には、新たな表現として、自家製ベンガラ塗料で仕上げる。そして、雨に叩かれてる1階はガルバリウム。さらに、布団を干しても汚れがつかぬよう、バルコニーはウッドロングエコと、3種の仕上げを機能ごとに使い分けている。
- 内部空間
- 洗濯干し場とファミリークローゼットも含めた、衣類関連の全ての要素と水回りを2階へと集中させ、片付きやすく家事のしやすさを設計する。おかげで1階がゆとりのある大空間になり、土間収納や畳コーナーも実現できた。
- 植栽
- 主木:トネリコ(株)ヤマボウシ(株)生垣:マサキ・紅カナメモチ
灌木:ハクロニシキ・アジサイ・サツキツツジ・ヒイラギ南天