街中で陽光をつかみとる「紫竹の家E」
街中で陽光をつかみとる
設計:山田 剛
監督:小林 秀昭
- コンセプト
- 新潟市中央区紫竹の住宅密集地。限られた敷地の中で最大限庭をとって外部とつなげつつ陽光を得られるよう計画した。
- 外観
- 外形は切妻の大屋根とし、屋根の頂部に大開口を設け日射取得を図った。
開口には奥行きのある窓枠をつけ、象徴的な外観を演出するとともに日射遮蔽の装置とした。
南側2階外壁は杉板の縦張り、1階は黒く塗装した杉板の縦張り。2台分の駐車スペースを確保しつつ、広い屋外デッキを設け、その周囲を植栽スペースとしている。
- 内部空間
- 1階は、空間をつなげることで広く開放的な空間とした。
ワンルームではあるが、壁によってダイニングスペース・リビングスペース・ワークスペースと区切られている。なお、ワークスペースは可動する壁によって生活空間と完全に仕切ることも可能。天井は板張りとし、アンティークの家具と色調をコーディネートした。
2階は、吹き抜けを中心に明るく開放的な空間となっている。
吹き抜け上部には大開口から陽光がふりそそぐ。大屋根の頂部部分は広いロフトとなっており、収納と趣味スペースを兼ねる。
- 性能
- 長期優良住宅
耐震等級 2以上
Q値 1.01
UA値 0.32
暖房負荷 23.8
冷房負荷 12.9
空調方式 床下エアコン+ロフト設置のエアコン