大屋根2世帯住宅「中条の家D」
大屋根2世帯住宅
基本設計/相模稔 実施設計/阿部誠治 監督/小林秀昭
- コンセプト
- オーガニックスタジオ新潟の最北端の旧黒川村でのご計画。
農家集落で四方を緑に囲まれた豊かな環境。3世代で暮らす、大きめの住宅です。
- 外観
- 比較的降雪が多いため、大屋根の落雪屋根とした。
まずは屋根とフォルムを決めて、内部も並行して検討した。農家集落なので、切妻で屋根を構成し、銀黒GL外壁とともに、周辺環境に違和感なくなじませる。畑へのアクセスも重要な動線。
一部オーバーハングで屋根を設け、出入りを用意にし、エコキュートも雪から守っている。
- 内部空間
- 玄関はいって正面は絵の掛けることのできる壁が出迎える。右側には家族のシュークローク。
LDKに入ると真正面に美しい緑の窓が目に入る。隣家の庭が緑にあふれていて、借景として取り込むことで最高の食卓になった。リビングには畳の間を併設し、複数の人間が、それぞれ異なった居心地の場所にいて過ごすことができる。
仏壇は見えにくい位置にしてあるのがミソ。大屋根の大きな建物なので、中央部が暗くならぬようハイサイド窓を設け、吹き抜けで下まで光を下す。
お父様部屋には世界水準の最新トリプルサッシ、APW430を取付けている。