通り抜けピロティのある家「松和町の家」
通り抜けピロティのある家
設計:山田 剛
監督:小林 秀昭
- 設計
- 東西二面の道路に接した変形敷地を活用し、ピロティを介して敷地内を車が通り抜けられるよう設計しました。
自宅でパン教室の開催を予定している奥様の要望で、オープンキッチンと広い作業スペースを設けました。
- 外観
- ファサードは、大きな木の箱が、小さな黒い箱に乗るような外観となっています。
西側道路のため基本的には閉じた外観としつつも、象徴的な大窓を設け、日射遮蔽を兼ねた格子でデザインしました。
- 内観
- 高低差を利用した、シークエンスに富んだ内部空間となっています。
1階は広々としたリビングダイニング、2階には主寝室と子供部屋。
階段から2階へ上がる途中の踊り場はスキップフロアとして、壁面いっぱいに設けた本棚が印象的です。
スキップフロアからバルコニーに直結していて、立地が小高い丘陵地であることから、バルコニーに出ると市街地を一望できるなど、周辺環境の良いところを切り取ったステージが、各所に設置されています。
- 規模・構造
- 敷地面積:347.03㎡(105.00坪)
延床面積:122.00㎡(36.90坪)
構造:木造在来工法 2階建て
- 性能
- 耐震等級 2以上
Q値 1.00
UA値 0.35
暖房負荷 20.9
冷房負荷 16.5
空調方式 床下+階間エアコン