木のクサビ「田上の家」
木のクサビ
設計/阿部誠治 監督/波潟靖
- コンセプト
- 周囲を豊かな森林で囲まれた建築地は旗上地。進入路の行き詰まりにいい構えで出迎える大屋根の家です。10Kwの全量買い取りのソーラーパネルが乗るような設計になっています。
- 外観
- 下部は漆喰で軽く、上部はクサビ形で杉板外壁鎧張りというコンビネーション。
車寄せと広いポーチが贅沢な半外空間をつくる。鉄平石のコクのあるポーチに、あっさりした洋漆喰、チークの玄関ドアと、それぞれのバランスが品がある。
洋漆喰は、オーガニックスタジオ栃木から伝授された、カルクウォールを初採用。ウッドロングエコとの相性も良い。
- 内部空間
- 玄関には施主様からのリクエストで、井口製材所から仕入れた古いケヤキの梁を敷台に据えた。
正面は絵画を掛ける壁が出迎える。リビングには主邸のある南と竹林がある北に大きな窓を設け、抜けが用意されている。
寝室は、隣家の借景で開口部緑化率が100%。特別感を出すために、あえてモールディングを回す演出をしている。