暮らしを住み継ぐ性能向上リノベーション「寺地の家A」
暮らしを住み継ぐ性能向上リノベーション
設計:山田 剛
監督:石川 敬
- 設計コンセプト・空間コンセプト
- お施主様が元々住んでいたお家からの住み替えです。
長年住んできた家から、建具や植栽などを新しい生活に持ち込んで活用する計画としました。
性能向上によって圧倒的に快適になった住環境にありながら、既存の瓦や古建具を利用することで、以前の住宅の趣を引き継ぎ、この先も「暮らしの記憶を住み継ぎながら」ご家族皆様が心地よく暮らしていただけるような空間となるよう設計しました。
- 外観・内部空間
- 既存の建物の焼き瓦を利用し、黒塗装した杉板外壁と合わせることで、落ち着いた趣のある外観に。
下野には継ぎ目なしの1枚物の杉板を張ることで、防水上の弱点をなくすとともに美しい外観を表現しています。
内部ではリノベ前の住宅で使用していた雪見障子や欄間障子は、今ではあまり見られない凝った作りであり状態も良かった為に処分せず再利用しています。
- 規模・構造
- 敷地面積 92.14坪
延床面積 39.33坪
木造在来工法 2階建て
- 性能
- Q値 1.01
UA値 0.29
暖房負荷 26.9
冷房負荷 14.2
空調方式 ダクトエアコン方式
◆竣工movie
https://youtu.be/5YSgM8hMDX4