桜並木と芝屋根の食卓「朝日の家」
桜並木と芝屋根の食卓
設計/阿部誠治 監督/波潟靖
- コンセプト
- 敷地は南に山に面し、北側道路。1m近く高く宅盤が高く、道路向かいに公園がある。クセのある宅地を生かして、南北に視線を通し、開口部緑化率をほぼ100%にしようという野心的な計画。
- 外観
敷地の道路よりの高低差が1m程度と小高い。造作ガレージが建物との一体性を持って設計されている。ガレージ屋根は芝で緑化し、ダイニングからの視線を受ける。
- 内部空間
LDKに入ると、奥へ行くほど明るく、期待が高まる「そそる」演出。リビングの135度に開いた角に造作ソファーを備え付けて、リラックススペースに。ソファに隣接した畳の間は、南が山になっているが、窓を高めに設置して安定した光が入ってくるよう配慮している。ダイニングからの眺望は芝屋根の近景の緑と、遠景の桜を一度に視界に入れることができる。2階ホールにはPCコーナーを備え、山の裾を切り取った窓が目の前という特等席である。