浮遊するリビング階段「内野の家D」
浮遊するリビング階段
設計/阿部誠治 監督/小林秀昭
- コンセプト
総二階のガルバボックスに杉板の箱をプラスした形状。
コンパクトな住宅にありがちな単調な外観ではなく、奥行が強調された堂々とした立面ができあがりました。
- 外観
外部物置と玄関ポーチを一体にした壁のようなデザインで、ガルバ外壁と杉板のツートンで奥行が強調された堂々とした立面。足元は緑化し印象を和らげている。程よく奥まった玄関は入り口周りだけ白壁としてチークドアが引き立つようにしている。
- 内部空間
吹抜けは最小限にしたいというご要望を満たすため、中途半端にはならないように階段と一体で計画。
階段は緩やかに、障子の桟はおおらかに。手摺子も最小限に留めつつ、障子の割り付けに併せている。リビングにせり出しすぎず、意匠のポイントになっている。ダイニングは出窓に囲まれたコーナーに配置。着座すると通行視線も避けられ、居心地の良い場所となった。リビングからつながるウッドデッキは広く取り、ベンチも備えたアウターリビングとなっている。