広間と土縁のある暮らし「佐々木の平屋」
広間と土縁のある暮らし「佐々木の平屋」
設計:阿部 誠治 監督:小林 秀昭
- コンセプト
- 長閑な既存集落内に建築した35坪の平屋です。
広大な敷地に馴染むよう平屋住宅として設計しました。
おおらかで多様性のある暮らしを目指した結果、新潟の伝統的な農家住宅の空間構成にたどり着きました。
- 外観
- 平屋の部分が長く、どっしりと安定感のある外観です。
屋根には安田瓦を用いて既存集落に馴染むような佇まいでありながら、
大きな屋根面積を活用するために太陽光パネルを11kwほど搭載しました。
南側には大きく開かれた開口部と広い軒下を設けています。
- 内観
- 平屋ならではの地続きの気持ちよさを一層強めるために透過性の高い開口部、屋外と一体になる土縁を計画しました。
土縁は大谷石の仕上げとしているため裸足でも気持ちの良い居場所になっています。
中央の広間が畳の仕上げになっており吹き抜けています。リビングテーブルはスポルテッド杢が美しい栃の一枚板で製作しました。
洗面所は足触りの気持ちよい名栗加工を施したフローリングです。
- 規模・構造
- 敷地面積 278坪
延床面積 35.2坪
木造在来工法 平屋
- 性能
- 耐震等級2 以上
Q値:0.90 [W/㎡K]
Ua値:0.30 [W/㎡K]
暖房負荷:22.6[kWh/㎡]
冷房負荷:10.8[kWh/㎡]
空調計画:ダクトエアコン方式