猫とサーファーの家「内野上新町の家A」
猫とサーファーの家
設計/小林紘大 監督/波潟靖
- コンセプト
- 海岸に近い、農家集落の一角に建つ。南西方向に角田山が臨まれ、すばらしい眺望を2階の広いデッキから楽しめる。
- 外観
- 正面から見ると平屋。道路方向は低く抑えられているので穏やかな印象。片流れ屋根で 乗木もがっつり出しているために南側の屋根は高く、彫りが深いので陰影が立体感を出している。海から近い立地なので、外壁は杉板を採用。車2台をゆったり停める。あえてコンクリートにせず、自然石の石畳に。
- 内部空間
- 玄関から入るといきなり奥の2階の開口部まで目線が届く。延べ30坪の床面積であるが、広く感じる。東側の明るいダイニング。
対面キッチンは、半分「黒板」で隠れるレイアウト。黒板はマグネットが効くので、家族の掲示板となる。片流れ屋根の形状に合わせて天井が仕上がっており、栂の羽目板の無垢を使っている。
階段はリビングに溶け込み、空間に圧迫感が無い。1階には寝室を設けているが、2階ホールも、ソファとベットを置いてもいいくらいの広さがある。
立地の良さを生かし、角田山を望む抜群に眺望がいいウッドデッキがつながる。デッキの奥行1.8mと十分だ。