果樹園に佇む三角屋根のエコハウス「茨曽根の家」
設計:阿部 誠治/監督:小林 秀昭
- コンセプト
- 既存の農家集落に建築しました。新築然とした違和感がないように自然な形と素材で仕上げました。
ぱっと見ではとても最新のエコハウスとは気づかないような素朴な外観です。
- 外観
- 三角屋根の家型と整然と並ぶポーチ柱がなんとも愛らしい雰囲気を醸し出しております。
全面が杉板のウッドロング仕上となっております。
玄関上の窪みはバルコニーとなっており、遠くの山並みを臨むことができます。
- 内観
- 来客を気軽に迎え入れることができる広い土間空間があります。
玄関正面のフォーカルポイントにはしっかりと壁を残し、四季折々の設えを愉しめるようにしました。
内部には大きな吹き抜けのあるダイニングスペースがあり、一段下がってコの字型のキッチンを設けました。
お気に入りの器を並べる食器棚や、ちょっとしたデスクスペースを併設しております。
リモートワークを視野に入れたちいさな書斎があり、壁は建て主さんがDIYで漆喰を塗りました。
2階に設けた水回りと寝室の両方からバルコニーへとアクセスできます。
- 規模・構造
- 敷地面積:315㎡(95.1坪)
延床面積:106㎡(32.0坪)
木造在来工法 2階建
- 性能
- 耐震等級2以上
Q値:0.92[W/㎡K]
Ua値:0.34[W/㎡K]
暖房負荷:18.6[kWh/㎡]
冷房負荷:17.4[kWh/㎡]
空調計画:床下+吹抜