角地のコートハウス「御幸町の家B」
角地のコートハウス
設計/阿部誠治 監督/小林秀昭
- コンセプト
- 角地の土地75坪の恵まれた立地に建つ。
通行目線を排除したコートハウス。
- 外観
- 3つのブロックが片流の屋根となっている構成。玄関と和室の平屋部分は黒のガルバリウム。2階の本宅部分が杉板で、目隠しと対になっている。玄関脇からは、囲われ感のある主庭がみえるが、植栽が茂ると建物を隠すようになる。玄関ポーチは格子のある小窓が印象的。
- 内部空間
- LDKへ入ると吹き抜けのある広い空間へとつながる。リビングは3間x3間の9間(ここのま)で、能舞台と同じ広さ。ちょうどよく広い。
製作した特大ソファーが壁に設けられており、腰を掛けると庭が目の前に広がる。幅2間の木製サッシと吹き抜け窓で中庭につながっている。キッチンは収納たっぷりに対面式。ダイニングからも庭が眺められる。1階は完全独立の和室が備わる。和室はかなり開口部を絞り、落ち着いた空間に。2階は寝室と子供のためのスペース。腰壁いっぱいに本を収納できる本棚が備わる。