異なる居心地をつくる「寺尾の家B」
異なる居心地をつくる
設計/阿部誠治 監督/山田剛
- コンセプト
- 住宅街の48坪の小さめの角地。二人住まいのためにつくられた。
異なる居心地の場所をちりばめたぜいたくな家です。
- 外観
- 角地は周辺エリアで目を引く場所であるので、杉板の塀で目線を止め、植栽を施し優しくなじませる。また、屋根は3ブックで雁行させリズムをつけている。
今回初搭載の電動外付けブラインドは、敷地の道路からの離隔が取れなかったのと日射制御に役立っている。
- 内部空間
- リビングは3.3mの高さ。すこんと抜けていて気持ちがよい。
十字架の窓からの光は、天井と壁にグラデーションをつくりだす。
各所に施主の所有していた簀戸や欄間をリユース。
透けて 家族の気配が知れるのが希望であった。
- 植生
- 和の印象も感じるアプローチ。
下草や灌木は実家に有ったものを移植してきた。