ウォーターフロントの2世帯住宅「松浜の家」
ウォーターフロントの2世帯住宅
基本設計/相模稔 実施設計/川﨑 監督/波潟靖
- コンセプト
- 道路を介して運河の眺められる建築地。ガレージの上の中2階のダイニングが特等席でそこで家族が集まる場所とした。1階の親世帯からも、2階の子世帯からも程よい距離感という分かりやすいゾーニング。
- 外観
- 当初はモダン系を好んだ施主の趣向に従い、BOX感の強いフォルムに設計。圧迫感のないようにガレージのシャッターは省いている。アプローチは白御影として脇は自然観を出すために黒い石を敷き詰め、一部に宿根草を植えて島をつくる。
- 内部空間
- 親世帯のリビングはやや和を強めたインテリア。天井は水辺の植物のアシ。障子、収納引手のくりぬき、からかみなどにテーマシンボルの菱形を同一意匠で繰り返し。2階から中2階は60cmの高低差があるが連続していて臂臑に広々としている。ダイニングのコーナー窓からちょうど運河が眼下に広がるように位置する。キッチンからの眺めも外に抜けて気持ちが良い。