何気ない景色が絵画に変わる「箱岩の家」
何気ない景色が絵画に変わる
設計/小林紘大 監督/小林秀昭
- コンセプト
- 旧加治川村の山寄にある里山的な集落。 スタッフ高橋さんの実家のお建て替え計画。
社員全員の設計コンペで出てきたアイディアを、すり合わせた。
費用をかけるとことはかけたが、かけないところはかけない、という具合に コストバランスに工夫が見れる。太陽光パネル7.5kw搭載、国認定のZEH住宅でもある。
- 外観
- 柱は幅が8寸。梁に寸法が合わさり十字架のデザインになっている。正面の南壁は そとん塗り壁と木下見。他三方はガルバでコストを抑えた。大屋根の雨は 雨落ちに落ちて、池に流れ込む計画です。長年玄関を開け放して過ごす暮らしに慣れている父母の意向に合わせ、今回は玄関ドアには引き戸を採用。多雪地域のためカーポートは必須だが、一面を木装して馴染ませた。
- 内部空間
- ダイニングが一番心地よくすべきというのは暗黙のオガスタの設計ルール。
いままでどうでもよかった田舎の風景が、ダイニングの大きな窓を通して一枚の絵画となる。
座卓や祖母の古いたんすなどをリメイクして再利用している。
- 外構
- 前庭は道路側からのリビングへの視線を程よくさえぎる築山の植栽。
ビオトープも設けて、庭いじりが楽しくなる。