薄屋根ナチュラルハウス「小新大通の家A」
薄屋根ナチュラルハウス
設計/川﨑 監督/阿部誠治
- コンセプト
- 車両を4台置いても十分に庭を確保できる南北に長い90坪以上の広い土地。南側接道の敷地でありながら、北側も水田が広がりキジが住むほどでのどかな好環境。この環境を生活空間にも取り込むように、前庭と裏庭を掃出し窓で貫通させている。内部も明るいコーディネートで気持ちが良い。
- 外観
- 屋根は1.5寸勾配とかなり緩く、シャープな印象。設計の川崎君曰く、山形あたりに建つ農家の屋根の形式からのインスパイアとのこと。外周りは車両3台分はコンクリートにし、他はコストダウンと野趣を出すために大ぶりの砕石で舗装する。玄関周りのみそとん壁で白くして玄関だよと強調する。
- 内部空間
- リビング部分は間口1間の吹き抜けになり2階と繋がる。吹き抜け部分とダイニングには障子。オーガニックスタジオ新潟の定番的な内部の処理。汚れやすい手掛けには、樹齢1000年以上の屋久杉をあしらっている。シナという普通の廉価な材料を、ポイントでコクのある銘木で引き締め、デザインにもしてある。