変形土地のバイカーズハウス「程島の家」
変形土地のバイカーズハウス
設計/maヤマシタマコト 監督/波潟靖
- コンセプト
- 建築地として選んだのは超変形土地。建物を配置すると残るスペースをそれぞれの機能ごとのゾーニングで無駄なく生かし切った。併設したガレージを生かして横に広がりのある構えが安定感がある。内部も吹き抜けを中心に凝ったつくり。
- 外観
- 外壁はギングロのガルバリウム。軒下だけ、西日本ではよく使われているという「焼き杉」を試験採用した。軒を深く出し遮熱対策を施し、半外にはついつい外に出たくなる縁側を用意。通行視線除けの生垣は、あえて6種類の色々な種類の植物を植えて、見ごろの主役が入れ替わるようにしている。エントランスは製作木製ドア。サイドには大型バイク2台を収納するガレージを併設。
- 内部空間
- 一階リビングはスタディ併設で、本棚とPCスペースがある。ダイニングテーブルは赤味を帯びた「ソフトメープル」の無垢で製作。階段を上がりきると神々しい吹き抜けが現れる。吹き抜けの下には壁を用意し、光のグラデーションをつくる部分が、山下氏が今回の設計で一番やりたかった意匠。和室部分の襖は「小国和紙」で、紅花入りの手すき和紙を採用。