土間リビングで愉しむタンノイ「御幸町の家D」
土間リビングで愉しむタンノイ
設計/阿部誠治 監督/小林秀昭
- コンセプト
- 奥行き40mの敷地に 完全別棟の2世帯住宅。
工事期間7カ月を費やしたオガスタ史上最大の計画の大邸宅です。
- 外観
- 道路方向は木製カーポート。車3台並列駐車が可能。カーポートで閉じてしまわないで、囲まれた庭が道路方向からも眺められるようにして、開かれた構えにしている。
- 内部空間
- 一番奥の住居棟までの道中は 、明るいと暗い・狭いと広い。
歩みを進めるたびに、空間がさまざまに切り替わるように、演出されている。
さながら 歩くたびに景色の切り替わる、よくできた回遊式庭園のように目を楽しませる。設計の阿部は、建築模型を通じて、かなり念入りに計画を練ったようだ。メインの住居のリビングは土間仕上げ。玄昌石に似たタイルが張られている。そこで大型犬をペットにする予定で、土間のスラブは床暖房で暖かい。
窓には、ドイツの木製サッシ、ユニラック社製の木製窓をチョイス。
音楽ファンであった祖父の残したイギリスの高級スピーカーTANNOYを、愛着工房の石川さんがリメイクして蘇らせる。傾斜天井に柔らかくヨシべニアで仕上げたので、音環境としては完璧だ。